シームスは生体物質の探索を通じて
社会貢献してゆきます。
自然に学ぶテクノロジー、Biomimetics。
シームスではバイオミメティクスの手法で、香りから社会貢献を実現してきました。現在、生物がもともと持つ仕組みを利用するという点でバイオミメティクスと同じ、幹細胞を用いた再生医療の分野へ軸足を移しています。
再生医療
シームスR&Dでは、自社開発の無血清培地を用いて、脂肪由来幹細胞(ASC)の高効率な培養法、安全性、有効性、作用機序を明らかにする研究を行っています。
ASC(AT-MSC、AdMSCの表記も同等のものを表しています)の基本的な特性については、2000年代に入ってから様々な研究が積み重ねられています。そして、様々な種類の幹細胞のなかでも、採取が容易で、安全性が高く、その有効性が多岐に わたるASCは、再生医療の鍵となる細胞として注目を集めています(基本特性に関する資料:国立がん研究センター・落谷先生による(pdf 1.1Mb))。
自社製、間葉系幹細胞用完全無血清(アニマルフリー)培地の開発
シームスでは、ASCを再生医療に役立てるため、2006年から独自の無血清培地開発をスタートさせました。まず、経営陣とR&Dが主導して再生医療参入を目指し、社内外の協力を要請し研究員などを確保。8名以上のPh.Dによって開発を行い、完成に至りました。
- 2006~
- 開発開始
- 体臭を分析する多変量解析技術で培地開発に生かすことを試みる
- 数々の障壁と困難を発見・対応・解決を繰り返し、有機化学系企業との共同研究などを継続
- 2008
- 第一世代
HUTT - 国外BIO企業と技術提携、エキスパート型無血清培地開発に成功
- 市販培地を組成の一部として使用し、過度のダメージを受けた脂肪組織をのぞく、無血清培地の開発に成功
- 2009
- 第二世代
PK-HUTT - 国内異業種数社と技術提携、あらゆるタイプの脂肪細胞から、幹細胞を大量培養できる無血清培地開発に成功
- 市販培地を組成の一部として使用し、従来、増殖を阻害しがちなダメージを受けた少量の脂肪細胞からでも培養を可能とした無血清培地を開発
- 2010
- 第三世代
LB-HUTT - 自社製完全無血清培地開発に成功
- 完全な自社開発の組成で、第1、2世代HUTTを大きく上回る性能の無血清培地を完成
- 2011
- 第四世代
SF-HUTT - 単独自社製・各疾病対応・完全動物由来成分フリー・無血清培地を開発
- 完全な自社開発の組成で、第3世代HUTTを大きく上回る性能を持つ無血清培地を開発し、異種からの未知のウィルスを完全に排除する目的で、動物由来成分を一切使用しないことに成功
シームスの無血清培地(HUTT培地)は、脂肪由来幹細胞を扱う研究者向けに、近日発売予定です。
現在は、完成した培地を用いて、シームス製脂肪由来幹細胞(SASC)の特性、各疾病への応用について研究を行っています。
